2017年9月9日(日本時間10日)、
日本ボクシング界にとっての新しい扉が開いた。
かつて海外での世界タイトルマッチを実現
させ、そこで名を馳せることに成功した日本人ボクサーがいる。
西岡利晃、三浦隆司、亀海喜寛、
彼らは海外での実績を積んだうえでアメリカでの世界タイトルマッチを実現させたのだ。
井上尚弥。
初の海外がいきなりアメリカ。
しかも軽量級最強を決める「スーパーフライ」と銘打たれた大きな興行のセミファイナル。
海外で実績のない日本人ボクサーにアメリカからのオファーが届いたのだ。
ファイトマネーもロマゴンに続く2番目の高額が用意されていた。
破格の待遇。
世界は今、軽量級のスターを必要としている。
防衛戦の相手となったのはニエベス。
井上の相手としては物足りないと言わざるを得ない。
予想通り、試合は一方的なものになった。
井上が圧倒した。
試合後、井上はこうコメントしている。
「試合は相手があってのこと。今日みたいな一方的な、相手の選手に勝つ気がないような試合だと試合自体が枯れちゃうので。白熱した試合がしたいです」
ニエベスにだって勝つ気はあっただろう。
しかし、井上の圧力の前に何もできなかったのだ。
勝つことよりも倒れないことを選んだ。
6回終了時にニエベス陣営が試合を棄権。
井上がイメージしていたダウンを奪っての勝利…とはならなかった。
井上は圧倒的な強さを見せつけることができた。
ここで1つの疑念。
相手がもっと強い人間であればどうなるのか…?
アメリカは井上の次戦として実力のある相手を求めるだろう。
今回のようなただの防衛戦では満足ができない。
この日のメインイベント。
世界のボクシング界の1つの幕が降ろされた。
パウンド・フォー・パウンドにおいて1位に君臨していた男。
軽量級でありながら世界最強であると言わしめていた男が、壮絶なるKO負けを喫したのだ。
同じ相手に2連敗。
前回は微妙な判定であり、「判定がおかしい」という物議を醸す結果となったが今回は言い訳ができない。
最強の男がリング上で大の字になったのだから。
ロマゴンはスーパーフライ級の選手ではない。
フライ級までのロマゴンが、この階級では見せられない。
技術以前の問題で、明らかに身体そのものの力で劣勢に立たされていた。
フライ級の選手がウェイトだけをスーパーフライ級に上げただけ。
そんな印象である。
ロマゴンvs井上尚弥。
世紀の一戦は泡となって消えた。
しかし、見方を変えれば井上にさらなる期待と注目が集まるということだ。
ロマゴンが座っていた座席に、ここから井上が座ることができる。
早くも井上の次戦が騒がれている。
ロマゴンを2度にわたって破ったWBC同級王者・シーサケット・ソールンビサイとの王座統一戦。
これはアメリカでも話題となるだろう。
そして、ここに待ったをかける男が現れた。
IBF同級王者・ジェルウィン・アンカハスである。
「我々はその戦いに準備ができている」
井上は次戦を年末に…というイメージを持っているだろう。
進化している肉体がスーパーフライ級にとどまっていられる時間はもう長くない。
ロマゴン戦がなくなった今、いつまでスーパーフライ級でやるのか。
スーパーフライ級でやり残したこと。
この階級で最強であることの証明。
それには他団体王者との統一戦しかない。
実現をする上で最も近い存在は、やはりIBF王者のアンカハスであろう。
長谷川穂積、内山高志、山中慎介、……、
日本にはありえないほどに強い世界王者がいた。
その階級において世界最強であると思われた男たちには、その全盛期にアメリカのリングでそれを証明してほしかった。
ついに日本人世界王者がアメリカへの扉を開ける。
井上尚弥の今後が楽しみである。
日本ボクシング界にとっての新しい扉が開いた。
かつて海外での世界タイトルマッチを実現
させ、そこで名を馳せることに成功した日本人ボクサーがいる。
西岡利晃、三浦隆司、亀海喜寛、
彼らは海外での実績を積んだうえでアメリカでの世界タイトルマッチを実現させたのだ。
井上尚弥。
初の海外がいきなりアメリカ。
しかも軽量級最強を決める「スーパーフライ」と銘打たれた大きな興行のセミファイナル。
海外で実績のない日本人ボクサーにアメリカからのオファーが届いたのだ。
ファイトマネーもロマゴンに続く2番目の高額が用意されていた。
破格の待遇。
世界は今、軽量級のスターを必要としている。
防衛戦の相手となったのはニエベス。
井上の相手としては物足りないと言わざるを得ない。
予想通り、試合は一方的なものになった。
井上が圧倒した。
試合後、井上はこうコメントしている。
「試合は相手があってのこと。今日みたいな一方的な、相手の選手に勝つ気がないような試合だと試合自体が枯れちゃうので。白熱した試合がしたいです」
ニエベスにだって勝つ気はあっただろう。
しかし、井上の圧力の前に何もできなかったのだ。
勝つことよりも倒れないことを選んだ。
6回終了時にニエベス陣営が試合を棄権。
井上がイメージしていたダウンを奪っての勝利…とはならなかった。
井上は圧倒的な強さを見せつけることができた。
ここで1つの疑念。
相手がもっと強い人間であればどうなるのか…?
アメリカは井上の次戦として実力のある相手を求めるだろう。
今回のようなただの防衛戦では満足ができない。
この日のメインイベント。
世界のボクシング界の1つの幕が降ろされた。
パウンド・フォー・パウンドにおいて1位に君臨していた男。
軽量級でありながら世界最強であると言わしめていた男が、壮絶なるKO負けを喫したのだ。
同じ相手に2連敗。
前回は微妙な判定であり、「判定がおかしい」という物議を醸す結果となったが今回は言い訳ができない。
最強の男がリング上で大の字になったのだから。
ロマゴンはスーパーフライ級の選手ではない。
フライ級までのロマゴンが、この階級では見せられない。
技術以前の問題で、明らかに身体そのものの力で劣勢に立たされていた。
フライ級の選手がウェイトだけをスーパーフライ級に上げただけ。
そんな印象である。
ロマゴンvs井上尚弥。
世紀の一戦は泡となって消えた。
しかし、見方を変えれば井上にさらなる期待と注目が集まるということだ。
ロマゴンが座っていた座席に、ここから井上が座ることができる。
早くも井上の次戦が騒がれている。
ロマゴンを2度にわたって破ったWBC同級王者・シーサケット・ソールンビサイとの王座統一戦。
これはアメリカでも話題となるだろう。
そして、ここに待ったをかける男が現れた。
IBF同級王者・ジェルウィン・アンカハスである。
「我々はその戦いに準備ができている」
井上は次戦を年末に…というイメージを持っているだろう。
進化している肉体がスーパーフライ級にとどまっていられる時間はもう長くない。
ロマゴン戦がなくなった今、いつまでスーパーフライ級でやるのか。
スーパーフライ級でやり残したこと。
この階級で最強であることの証明。
それには他団体王者との統一戦しかない。
実現をする上で最も近い存在は、やはりIBF王者のアンカハスであろう。
長谷川穂積、内山高志、山中慎介、……、
日本にはありえないほどに強い世界王者がいた。
その階級において世界最強であると思われた男たちには、その全盛期にアメリカのリングでそれを証明してほしかった。
ついに日本人世界王者がアメリカへの扉を開ける。
井上尚弥の今後が楽しみである。
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